閉業した鉄工所の跡に公演場やカフェが入ることが増えている。工場だった建物が別の使い道を得るわけだ。
工場建築が残した美学
高い天井、露出した壁、大きな出入口といった工場建築の特徴は解体されず、そのまま新しい文化空間の美学として再利用されることが多い。こうした空間は産業の痕跡をインテリア要素として取り入れる。
外観を借りることと産業を続けること
ただし工場の外観を借りた空間が増えることと、この街の実際の金属加工産業が続いていくことは別の問いだ。一方が増えても他方が保証されるわけではなく、この二つを同じ流れと誤解しないことが、この街を正確に見る方法だ。