蛇死谷は智異山北側斜面を代表する渓谷で、南原市山内面盤仙村から般若峰のふもとまで、約14kmにわたって続いている。智異山三大渓谷の一つに数えられるこの渓谷は、四季を通じて美しい景観と多様なトレッキングコースで知られている。渓谷全体が、100人以上が座れるほど広々とした磐石と、大小さまざまな滝、そして澄んだ淵からなり、まるで山水画の中の風景をそのまま切り取ったかのようだ。
「蛇死谷」という名前には、身の毛もよだつ伝説が結びついている。僧侶たちを食らっていた大蛇がこの地で息絶え、その血が流れ出たことから、この渓谷がこの名を得たという話である。春にはツツジが渓谷を彩り、夏には深い緑陰と涼しい山風が暑さを和らげ、秋には断崖という断崖が紅葉で赤く染まり、冬には雪景色がまた別の魅力を添える。智異山国立公園は通常、渓谷への立ち入りを制限しているが、夏の最盛期(8月31日まで)には盤仙橋から仙人台までの区間が開放される。人を襲う怪物の伝説が残るこの場所に、今では人々が足を浸して暑さをしのいでいる。