朝鮮時代後期から光復直後まで、実に360年にわたって続いた荷衣三島(荷衣島・上苔島・下苔島)住民たちの土地奪還闘争を称えるため、2009年、旧・荷衣北(ハウィブク)小学校の跡地に荷衣三島農民運動記念館が建てられた。この記念館は、第2話で扱った1920〜30年代の小作争議だけでなく、それよりもはるか以前、朝鮮後期から始まったこれらの島々の土地問題全体の歴史に光を当てている。
荷衣島はまた、後に大韓民国大統領となる金大中(キム・デジュン)の故郷でもある。かつて学校だった建物が、今では島の住民たちの抵抗の歴史を記録する空間となっているという事実、そしてその島が国家の最高指導者を輩出したという事実は、偶然重なった二つの出来事というよりも、この島が長く抱いてきた抵抗と自立の精神を共に示す事例として理解することができる。
記念館は2009年4月24日、旧荷衣北小学校に開館した。当時の報道は612㎡の平屋と土地抗争・農耕文化の展示を伝える。「歴史・抗争・平和」は館の解釈区分で、各文書の年代や法的意味の代わりではない。金大中は開館式で運動と自身の人生を結び付けたが、その個人的記憶によって先行する農民運動を一政治家の経歴の序章にしてはならない。