高興十景の筆頭に数えられる八影山は、乳影峰(ユヨンボン)・聖主峰(ソンジュボン)・笙簧峰(センファンボン)・獅子峰(サジャボン)・五老峰(オロボン)・頭流峰(トゥリュボン)・七星峰(チルソンボン)・積翠峰(チョクチュィボン)という八つの峰から成る。切り立った奇岩峰が屏風のように連なるこの山の稜線に立つと、多島海の島々がパノラマのように広がって見える。こうした景観的価値が認められ、八影山は1998年7月30日、道立公園に指定された。
屏風のように連なる岩峰という地形的特徴は、後にこの山が他の山とは異なる形で国立公園に組み込まれる背景となる(第7話参照)。道立公園への指定は、その最初の一歩だった。