莞島邑の東望山の頂上付近、多島海日の出公園内に建てられた莞島タワーは、高さ76メートルの展望塔で、2008年9月に竣工した。地上2階と展望階からなるこのタワーの展望階は、地上51.4メートルの高さに位置しており(東望山の頂上部にあるため、実際の眺望の標高は約200メートルに達する)、ここからは青山島・甫吉島(ポギルド)・芦花島(ノファド)・所安島(ソアンド)・薪智島・古今島など、莞島を取り囲む多島海の島々を一望することができる。晴れた日には、済州島や巨文島(コムンド)まで見渡せると言われている。
薪智島・古今島・青山島への眺望を、前の物語に登場した流刑の口承、李舜臣の最後の陣営、映画とスローシティに結びつけて読むことができる。これは本シリーズが提案する旅程上の編集的解釈であり、眺望そのものの客観的属性ではない。遠方の島の見え方は天候や大気の状態にも左右される。
莞島郡の最新資料では竣工日は2008年9月11日、最高高さ76メートル、展望階51.4メートル、敷地標高132メートルである。異なる基準を足して「眺望標高約200メートル」とはしない。近距離の島と航路が確実な観察対象で、済州島や巨文島への遠望は晴天でも保証されない。営業時間は季節で異なり、モノレールとジップラインは別運営条件を持つ。莞島タワーは現代の展望施設で、張保皐や李舜臣時代の遺構ではなく、前話の地理を整理する観察点である。
昼は島と航路の方向を読みやすく、夜は莞島港と道路の照明が中心となる。日の出・日没・夜景を一度に必ず見られるとは案内しない。強風や雷などで利用が制限される可能性もある。展望から薪智島・古今島・青山島を前話に結びつけるのは本シリーズの編集的提案であり、眺望自体の客観的属性ではない。