南大門と会賢洞を初めて歩くなら、まず崇礼門の前で方角を確かめよう。北は朝鮮王朝の都城内、南はかつて門の外へ続く道だった。その境界で市場が育ち、鉄道が敷かれ、自動車高架道路は後に歩行路へ変わった。約2キロを100分かけて歩けば、600年にわたる都市の変化が一本の線につながる。
0~25分:崇礼門で境界を見る
1398年完成の崇礼門は漢陽都城の南の正門だ。「南大門」は位置を示す通称で、扁額の「崇礼門」が公式名である。門だけでなく、左右で途切れた城壁の跡と道路も見よう。出入りを管理した門が、なぜ交通の中に島のように残ったのかが分かる。
25~65分:南大門市場の層を通り抜ける
大通り一本だけを歩かない。アクセサリー、子供服、厨房用品、輸入品は建物や路地ごとに分かれ、それぞれ異なる時間で動く。太刀魚煮込み横丁やカルグクス横丁で食事をしても、ここをグルメ観光地だけと考えないこと。全国の小売店へ商品を送る卸売機能こそ市場の本体である。
65~100分:会賢洞を経て空中歩行路へ
会賢駅南側の坂と住宅路地を見てからソウル路7017へ向かう。1970年に造られたソウル駅高架道路は2017年、歩行路として再開した。上からは崇礼門、市場の屋根、ソウル駅、南山が一望できる。古い遺産と現代のインフラが別々ではなく、互いの動線を変え続けたことを確かめて歩きを終える。